あなたへの今日の愛のひとこと
今日は娘の誕生日。
15歳になる。
彼女が書いた詩(ポエム)を抜粋して載せます。
私は父さんが好きだ
なんで好きなのかと言われてもわからない
アイスクリームならおいしいから
黒のTシャツなら格好良いから
父さんの「好き」は、そういう部類じゃないらしい
父さんは牧師をしている
神様に導かれて長崎に来たらしい
私は長崎で生まれた
小さい時、教会が出来たばかりで両親は忙しそうだった
父さんはあまり家に居なかった
居るほうが不思議なくらいだった
一番下の弟は父さんが帰ってくると泣いた
私は父さんが帰ってくると嬉しかった
おみやげが楽しみだった
父さんの休日は木曜日だった
高速にのって遠くの公園に行った
家ではお相撲さんごっこをした
父さんと闘って、負けるのが好きだった
家庭礼拝で、近所迷惑なくらい大きな声で賛美するのが好きだった
父さんと自分の手を重ねて、祝祷する瞬間が好きだった
引っこしもした
父さんは相変わらず家に居なかった
私は遅くまで起きる様になった
父さんが帰ってくる日、遅くまで起きて、待ってるのが好きだった
その後、父さんの部屋で一緒に寝るのが好きだった
初めてバレンタインをあげた
小学二年のときだったと思う
お金が無くて、母さんに頼んで買った
二人からという事で父さんにあげた
数日後、空になったチョコのビンが父さんの机の上においてあった
私は嬉しくて、父さんをもっと好きになる
家に居る時間より、学校のほうが多くなる
家族より、友達との時間が多くなる
でも、木曜日はやっぱり一緒だった
公園には行かなくなった
かわりに買い物をした
相撲はしなくなった
かわりにレストランに行った
家庭礼拝で手を重ねることはしなくなった
かわりに自分専用の聖書を開いて、父さんのメッセージを聞くのが好きになった
父さんは家に居なかった
居ない時も好きだった
居る時も好きだけど、神様の為に命懸けで外国に行っている父さんが好きだった
おみやげも好きだった
いっぱいこわして、たくさんなくした
でも、宝物として今もまだ持っている物も、ちゃんとある
命懸けの言葉を感じたのは小学生の時
中学生で、私は寝ていた
正確に言うと横になっていた
目は覚めていた
父さんはとても危険な国に行っていた
母さんが一生懸命祈っていた
生きて帰らないかもしれない
初めてそう思った
私は父さんが好き
好きだから悲しくて、怖くなる
でも、神様に従うそんな父さんを私はもっともっと好きになる
・・・中略・・・
夜中に一緒にコンビニに行く
行くまでの道程のおしゃべりが好き
買ってもらった物を、部屋で食べてる時が好き
父さんと食べる時も、一人で食べる時も
自分で買って食べるよりずっと好きだった
だけど一時(ひととき)、その全てが嫌になる
私の中の常識が崩れた日
父さんの帰り
父さんとの会話
父さんからの期待
好きだったのが重荷に変わる
私はがんばっていなかった
ただ流れだけで結果を残してきた
進むことに努力しない
その場で立ち続けることに必死だった
だからこそ、前へ促す父さんの存在が重荷になった
絶望しない愛が痛かった
誰かとの関わりがわずらわしかった
外に出ることが恐怖になる
家に居ることが恐怖になる
六時を過ぎないと外に出れなかった
六時を過ぎると家に居れなかった
制服を着て、靴をはいて、学校に行けない
学校に行けない
学校へ行かない
教会に日曜日行く
聖書開いてメッセージを聞く
たくさんの奇跡のはなし
私は神様に何を求めていいかわからない
学校に行かなくてホッとしている自分
やれば出来る、やらなくても出来る
脱ぎさりたかったイメージ
虚しい
無気力意思を伝えることさえ出来ない
父さんの汗を踏みにじっている
流す資格さえない涙
とても情けない味がする
情けない
申し訳ない
成績も落ちた
父さんはため息をついた
なのに、あきらめない
失望しない愛に応えたかった
学校に行っても、過去は事実として残る
空白の分野が私は理解できない
謝ったり、後悔すると、父さんは笑う
ここからがはじまりだよ
苦しみから輝くようになる
そう言って笑う
父さんは信じてる
私は、父さんが好きだ
こんな父さんが好きだ
いつか、きっときっとその言葉の通りになる
神様がしてくれる
父さんはあまり家に居ない
もう、おみやげも買ってこない
木曜日は、学校に長居して帰ってくると、買い物は終わってる
レストランも時々、本当時々になった
家庭礼拝も減った
それでも、父さんが好き
私もいつか大人になる
結婚して、子どもを産む
それでも私は「父さん」にならない
私は「母さん」になっても、父さんの気持ちはわからない
だから、私が父さんに感じたように、子どもが感じれる「母さん」になりたい
私は父さんが好きだ
そして、本当のお父さんも
本当のお父さんは天国にいる
そして、私の心の中
私の父さんの中にも、本当の父さんはいる
本当のお父さん
それは全知全能である方
永遠に聖なる神
完全なる愛であられる主
遍在する義なる王
力強い言葉で全世界を創られた
それが私のお父さん、神様
ねぇ、全ての重荷を持った人
ここに来て
神様(父さん)が貴方達を休ませてくれる
歩くのがつらい時
キリストが重荷ごと背負ってくれる
もう駄目かも
暗闇に慣れすぎ光を拒む時、そう思う
ねぇ、いい事を教えてあげる
そこにも父さん(神様)はいるのよ
私には兄がいる
その兄が言った
「もうこれ以上ない所まで落ちた
暗闇のどん床に居たようだった
その時、もっともっと深い所に十字架があった」
上から手を差しのべられても
それを握る力がない
隣りで歩いてもらっても
共に進む力がない
大丈夫、終わりじゃない
十字架(キリスト)は下から貴方を引き上げてくれる
なぜなら弱さの中に神の強さは働くから
十字架は救い
キリストの十字架は救い
神の一人子キリスト
全てを創られた神
天にいる
ここにいる
心にいる
教会に満ちている
本当のお父さん
ねぇ、実感として
愛されてる、て
キリストは光だから決して消えない
暗闇の中にもある
ただ、気付いていないだけ
さぁ、帰ろう
主のもとに
貴方はもう、キリストの名で癒されたから
死にさえも打ち勝つキリストの勝利に
優るものはないのだから
神はこの世の真実
時間を創られた方
ただ一つ不変のもの
キリストは愛だから
その本当のお父さん(神様)が
選んでくれたのが父さん
神のなさることは最善だから
今は全てに感謝しよう
父さんが好き
お父さんが好き
家族が好き
それはきっと恵み
Author:あなたへの今日の愛のひとこと
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